「Webマーケティングに必要な7+1冊 2015年度編」

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    ジェイ マーケティングちーむ
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「WEBマーケティングに必要な7+1冊 2015年度編」

2014年度編に続き、2015年度編も活字中毒の自分から独断と偏見でお送りしたいと思います。
執筆が年末ギリギリになってしまいましたが、2015年を振り返りながら、2016年の皆様のご活躍の一助になれればと思います!

新しいアナリティクスの教科書 データと経営を結び付けるWeb解析の進化したステージ

新しいアナリティクスの教科書 データと経営を結び付けるWeb解析の進化したステージ[アナリティクス アソシエーション公式テキスト] (a2i BOOKS)

著者:アナリティクス アソシエーション
出版社:インプレス

アクセス解析に始まるデータ分析をどのようにビジネスの結果に結びつけるか、実例を交えて分かりやすく解説しており、現場の担当者から組織を束ねるマネージャーへお勧めの書籍です。
データ分析が広く仕事として扱われ始めていますが、結果を出すには個人から組織まで場面ごとに仕組みや力量が問われます。会社としてもそれぞれのステージを目指した成長が必要になってきますが、思い通りにならないのも現実の一面だと思います。
そんな背景から実際ビジネスの現場で行われた解析の例を始め、企業体として取り組んだ実例が紹介されており、その名の通り教科書として活用できる内容になっています。

データ分析をマーケティングに落とし込んだ本は数多くあるけれど、この本では国内の最新の事例が多く取り上げられており、身近な問題として読むことができます。
簡単な改善で結果は出せるけれど気づきにくい問題から、なかなか結果の出ない長期的な取り組みの必要な問題まで、それぞれ章立てで書かれており、組織の問題と照らし合わせて読むことができるでしょう。

Webに限らずデータを利用できるビジネス、特にIoTを控えてこれから範囲も広がる世界で、どうやってビジネスチャンスをつかむか、そんなヒントが得られる一冊としておススメです。

実践 Google タグマネージャ入門 増補版

実践 Google タグマネージャ入門 増補版

著者:畑岡 大作(アユダンテ株式会社)
出版社:インプレス

アクセス解析から広告効果の測定に必要なタグをまとめて管理するには必須となった「タグマネージャー」について、使い方から活用方法まで解説された一冊。2015年行われたバージョンアップにも対応しています。
タグマネージャーはタグの管理はもちろん、タグを動かすタイミングを操作することもできるので、取得できるデータの幅を広げることができます。
そういった意味でも今後必須のツールと考えられるので、アクセス解析に関わる人は必携の書としておススメです。

ちなみにタグマネージャーはYahooからも提供されています。使いやすいおススメツールですが、利用するにはリスティングアカウントが必要など条件があります。
Google タグマネージャーは誰でも使えるツールですので、これから活用しようという方には是非読んでもらいたいと思います。

10年つかえるSEOの基本

10年つかえるSEOの基本

著者:土居 健太郎
出版社:技術評論社

SEOでの知名度が非常に高いヴォラーレの事業責任者が書いた、と聞くと難解な内容を想像しますが、ていねいに基本を説明した内容になっています。
技術的な施策を著したものではありませんので、SEO担当者には物足りないかも知れません。しかしながら詳しくないデザイナーや、クライアントへかみ砕いて説明するには非常に参考になると思います。

一種魔法のような言葉になりつつあるSEOは、関係ないと思ってしまえばブラックボックスにもなりかねません。
かといってWebの仕事に関わるには欠かせない知識でもあります。
一般知識として学ぶ、最初の一冊としておススメしたいと思います。

いちばんやさしいコンテンツマーケティングの教本 人気講師が教える宣伝せずに売れる仕組み作り

いちばんやさしいコンテンツマーケティングの教本 人気講師が教える宣伝せずに売れる仕組み作り

著者:宗像 淳, 亀山 將
出版社:インプレス

今回おススメする本の中でも、一番活用できる一冊になると思います。
といっても自分で見つけたものではなく、ちーむのメンバーが紹介してくれたものですが、、、
(Go-Nextではこの内容に沿って、2015年勉強会を行いました。)

スタンダードになりつつあるコンテンツマーケティングを、0からいかに活用するかまで詳細に解説されています。
タイトルにある「人気講師」というのは日本国内ではコンテンツマーケティングのパイオニアであるイノーバの方々で、実際にセミナーを多く行っており(自分も参加させてもらっています)、そういったノウハウがしっかりと詰まっており、非常に分かりやすい内容です。

Webマーケティングのデファクトスタンダード、「伝え方」を学び実践できる一冊です。

道端の経営学 戦略は弱者に学べ

道端の経営学  戦略は弱者に学べ

著者:マイク・マッツェオ, ポール・オイヤー, スコット・シェーファー
出版社:ヴィレッジブックス

アメリカの名門ビジネススクールの教授3人が、全米の地元の企業をインタビューして回り、企業一つ一つの成功事例を解説した書籍です。
著者の肩書などから堅い印象を持ちますが、人間味あふれる面々のロードムービー的展開に、思わず読み進んでしまいました。この辺りはジャック・ケルアックの産まれたアメリカの本だなと妙に納得してしまいますが、内容は真面目にビジネスを描いています。

取り上げる企業は地元に根差した中小企業ばかりですが、全米をマーケットにした規模から、町の小さなスポーツショップまで、業種もビジネスモデルも幅広く描かれています。
Webを利用しないオフラインのビジネスも取り上げられていますが、いかに成功へ至ったか戦略を分析したこの本のテーマの中には、多くのビジネスヒントが書かれています。

マーケティングの知見を増やすにはおススメの一冊です。

企画者は3度たくらむ

企画者は3度たくらむ

著者:梅田 悟司
出版社:日本経済新聞出版社

日本国内の大手広告代理店に勤める著者が、企画者としての「たくらみ」について述べた本です。
コピーライティングを手掛ける著者らしく、コンセプトの洞察からアイデアの導き方など、実際の広告、マーケティングの企画事例を交えて紹介しています。

また書籍の後半は著者が思い入れのある企画について書かれていますが、仕事を通じて人を、社会を動かすことについても考えさせられました。
私人としての「たくらみ」も、社会が受け入れることによって仕事以上の効果を生み出せる。そんなスケール感のある仕事も、能力を伸ばすことで実現できるということをこの本では伝えています。

「たくらみ」は仕事では消費者やエンドユーザー、クライアントのためでもありますが、生活の上では家族や友人知人にも影響を与えることができる力だと思います。
そんな力を伸ばすための一冊としておススメしたいと思います。

14のフレームワークで考えるデータ分析の教科書

14のフレームワークで考えるデータ分析の教科書

著者:髙橋 威知郎
出版社:かんき出版

出版は2014年のものですが、データ分析を分かりやすく書いた書籍だったのでここで紹介したいと思います。

マーケティング担当者として、社内外の様々なデータを分析しなければならないと思いますが、そうした分析の基本的な技術を解説した「教科書」となっています。
分析の手法は大きく分けて3つのポイントにまとめられます。

  1. 準備
    これは分析を一つのプロジェクトとしてとらえ、スケジューリングを含めた計画設計にあたります。
  2. データ収集
    データを分析できるように、どう扱い集めればいいのか基本的な解説になります。
  3. 分析
    この書籍のハイライトでもある分析について、手法の解説です。
    手法は大きく定量分析・定性分析2つのパートに分かれ、それぞれ7つのフレームワークから成り立っています。
    どちらも7つすべてのフレームワークを使用するわけではありませんが、いずれも理解しやすいな内容になっており、またビジネス利用の例も豊富に上がっているのでより実践的に学ぶことができます。
    データ収集についても実際例などがあれば、個人的にはより活用できると思いましたが、ここは経験を重ねることでカバーしたいと思います。

複数のメンバーでデータを扱う際は、分析手法が共通の言葉で理解できると仕事の進め方も円滑になると感じました。
マーケティング担当者はもちろん、マーケティング部門のマネジメント層にもおススメの内容になります。

マーケット・デザイン オークションとマッチングの経済学

マーケット・デザイン オークションとマッチングの経済学 (講談社選書メチエ)

著者:川越 敏司
出版社:講談社

この一冊はまだ読んではいないのですが、新しいWebサービスや事業を考えるヒントになるだろう本として、今後のマーケティングを考えるのに役立つのではないかと思い取り上げました。
「マーケット・デザイン」とは経済学で考えられている比較的新しい言葉ですが、その名の通り「マーケット:市場」を「デザイン:設計する」ための考え方になります。

ECが当たり前になってから3Dプリンターの登場、そしてIoTにインダストリー4.0と、ニュースには見慣れない文字が並ぶ一方、日本も含めて景気に関するニュースは決して明るい話題ばかりではありません。
そうした背景の中、どうしたら制度的な問題を解決できるのか、理論的になりがちな分野を実践的に扱うのが「マーケット・デザイン」になります。
Webをはじめとした情報技術の進化で、これまで当たり前だと思われていた生活スタイルが変わり、社会制度が追い付いていないという側面もあります。例えば個人情報は法律で守られている面もありますが、購買データなど個人が特定できないものは利用、売買されても構わないことになっています。とくに日本では法的な整備は遅れている部分があり、知らないうちに自分の情報を提供している消費者も少なくありません。
そういった問題に対して社会の制度設計を担うのが「マーケット・デザイン」になります。

Webマーケティングでは新しい技術への理解も必要ですが、ときには社会的な影響も考えなければならない場面があると思います。
そうしたときにこそ、なにが「人のため」になるのか、判断できる力を身につけるためにもこの一冊は読んでみたいと思います。

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