【セミナー】Ginzamarkets株式会社主催!FOUND Conference in Tokyoに参加してきました!

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    うっさん マーケティングちーむ
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【セミナーレポート】FOUND Conference in Tokyoに参加してきました!

Ginzamarkets株式会社主催のコンテンツマーケティングカンファレンスに参加してきました!

三部構成の約4時間という長丁場ながら、コンテンツマーケティングの運用や集客など、各々の企業が進めている手法が聞けた非常に有意義な時間でしたので、その模様を簡単にまとめさせて頂きます。

【第一部】記事とは違ったコンテンツを生み出す企業とその可能性

第一部は「画像・動画・VRを使ったコンテンツの可能性」をテーマに、それぞれの企業が掲げるコンテンツ配信の仕組みや運用を解説。

研究開発の成果を動画で世に配信【資生堂】

資生堂_PICK UP TECHNOLOGY

資生堂が保有しているコンテンツは「PICK UP TECHNOLOGY」と呼ばれる、技術情報Webサイト。主に”研究開発の成果”を切り口に、動画を活用した技術PRを主に配信しているサイトです。

コンテンツ内では動画+記事で解説を行っており、SEOを意識しつつも、それだけでは伝わらない濃い内容を動画でしっかりと伝えるこの仕組みはとても参考になります。

今回解説頂いた例を挙げると、脳研究の成果を「胸キュンは、脳キュン」といった言い回しにも一工夫を凝らし、一般的なユーザー目線での発想を取り入れることで分かりやすさも考慮して配信しているとのこと。

また、資生堂ではここでの動画コンテンツもWeb外でのイベントなどに転用したり、言語に依存せず映像だけで伝えていくなど、海外での売り上げが半数以上を占めている企業ならではのコメントも。

社内向けにこれまでテキストだけで伝えていたニュースリリースが、動画になったことによってコミュニケーションが活発化した話もあり、動画の伝えやすさというものを感じさせてくれる内容でした。

つまらないから生まれた直観による家探し【ネクスト(HOME’S)】

HOME

物件数No1のPRでおなじみの不動産サイト、HOME’Sでは、「GRID VRICK」と呼ばれるVR技術を使った直観的な家さがしをコンセプトにおいた技術を紹介。

レゴブロックで間取りを配置し、VRを利用してその物件を疑似体験できる、まさに”直観”に頼ったコンテンツでした。一人で物件を選ぶのではなく、家族でのコミュニケーションを生み出すことのできる点も考慮しているとのこと。

VR技術導入後は、これまでの企業間の付き合いも大きく変わったそうで、特に海外での展開により認知度が上がったと解説。登壇上でのお話の中でよく「つまらない」「失敗を失敗と感じない」と口にされており、面白さを追求することとその前向きな姿勢だからこそ、未知の技術を積極的に取り入れることが出来ているのかもしれません。参考にしたいところです。

また、VR技術はコンテンツとしての敷居の高さはあるものの、レタッチちーむのマルさんの紹介記事にもあるように、昨年9月に東京ゲームショーでブースが設置されたり、海外ではVRゲームのコンテンツサイトが数多く誕生するなど、2016年はVR元年とも言われる革新の年。

市場調査会社トラクティカの調査データによれば2020年までに市場規模は218億ドル(約2兆6000億円)にまで成長すると見込まれ、娯楽以外での医療や今回の建築など様々な分野で活用が期待されているだけに、いち早く取り入れたこのHOME’Sの取り組みは個人的にも注目していきたいと思います。

ブランドの世界観・共感をSNSで配信【土屋鞄製作所】

土屋鞄製作所_企業ページ

土屋鞄製作所」では主にInstagramとFacebookを利用したPRを行っており、多くのフォロワーを抱えるアカウントを運営。

主に自社製品を撮影し、ユーザー感でもブランドの世界観を共有・共感できるものを意識して、購買に繋げる画像コンテンツを続けて配信することで、順調にリピーターを獲得していったそうです。

コンテンツ作成は主にチームの人員が発信しており、またInstagramをもともと社員が利用していた、浸透させるためにInstagramの社内コンテストを実施したなど、担当だけでなく会社として利用する文化を作ったというお話は印象的でした。

また、SNSからのクレーム対応の煩雑さによる体制面やコンテンツのリンクや商品紹介でのPRで”宣伝臭さ”を出していたことにより、反響に響かなかった話など、運用し始めで必ず直面する、試行錯誤した体験を聞けたのも勉強になりました。

【第二部】外注とインハウスでの運用体制の参考事例

第二部「良いコンテンツを発信し続ける仕組みと体制」では、それぞれの企業が外注での運用とクリエイターの活用、インハウスでの体制と運用方法を解説。

ディスカッションによるルール作りの構築【ぐるなび】

みんなのごはん

ぐるなびが保有するコンテンツ「みんなのごはん」では、2名+外注でのクリエイター10~20の体制で運用。

メディアの運用当初はミニマムでの規模で編集プロダクションを介し回していたものの、自分たちの意図がクリエイターにうまく伝わらないことがあり、直接コミュニケーションを取れる形に。

また、新規クリエイターの発掘「みんなのごはん」でデビューしてもらい、クリエイターにも代表作品として使ってもらうようなメディア構築を意識しているそうで、クリエイターの成長でファンがつけば、月1の定期更新でもリマーケティングをせずともリピートを生み出すなど、メディアだけでなくクリエイターの活動も積極的に活用しているようです。

また、社内でも別コンテンツ同士の相互レビューや週1で各コンテンツの振り返りから発見を作り、思い込みからでも成功した法則を一般化する取り組みなど、とにかく徹底してコミュニケーションを活発に行っている印象を受けました。

とにかく可視化・共有することを重視した運用体制【DODA】

キャリアコンパス

求人サイトのDODAのオウンドメディア「キャリアコンパス」では外注体制での運用を解説。

人員としてはDODA1名+外注企業約10名で運用、編集会議はDODAとその外注企業で実施しているそうです。

ここでの運用体制ではとにかく可視化・共有することを重視しており、お話の中で出てきたものを例に挙げると、キャリアコンパスからの記事接触から求人へのCVを1ヵ月目の数値を基準に換算(=1と定義)。それを元に算出し、3か月後が6、その半年後では17と上昇している事実をしっかりと数値に落とし込み、短期的な解析では見えにくいところも中長期では効果が実証されていることを可視化。

またその情報をしっかりと外注先と共有していることで共通の認識を生み出し、機能的な運用体制を生み出しているとのこと。こうした解析体制のもとユーザー層のポートフォリオ作成やCV反響のグラフ化などを使い、伝わりやすい情報として共有し、意識統一を図る取り組みは非常に参考となりました。

余談ですが、インテリジェンスの運用体制ということで注目度も高かったのか、撮影禁止のパネルなのにめちゃくちゃカシャカシャされていたのはちょっと笑えました。(有益な情報量が膨大なのがいけない)

インハウスでのキーワード解析から特集ページを構築【楽天市場】

楽天市場での運用体制はインハウスで行われており、プロデューサー・ディレクター・デザイナー・コーダーを1つのユニットとして機能させている編成体制。

バレンタインや母の日など季節の特集と楽天内での大型セールの2部隊の編制で運用し、SEOやメンテナンスなどはまた別の人員を活用している形だそうです。

業務内容はコンテンツSEOの基本に則り、反響のとれそうなキーワードを洗い出し、それをクラスタごとにカテゴリー化、そこから有効なものをページに落とし込んでいく作業を行っているそうです。

また、毎年同じ特集でも、同様にはならないよう、その年のニーズは常に探し差別化を図っているとのこと。

大手企業ながら泥臭い作業でもしっかりと行い、特集一つとっても誰に見てもらうのかというペルソナを念頭にしっかりとした思い入れを持って記事作成をしているのは非常に印象深いお話でした。

【第三部】SEO・ソーシャル・外部配信それぞれの具体的手法

第三部のテーマは「コンテンツをターゲットユーザーに届ける為の集客手法」として、各々の集客手法を解説。

時事ニュースを絡めた外部配信による集客【弁護士ドットコム】

弁護士ドットコムニュース

弁護士ドットコムニュース」では、主にYahooやグノシーなどの外部配信による集客手法に力を入れており、時事ネタに法律を絡めるという、ニュース性の中にオリジナルの内容を盛り込むといった、独特なコンテンツで展開。

運用方法としては、毎朝編集会議を行い、ネタや話題を議論。そこから記事を作成し、上がってきたトピックなど依頼先の弁護士にメールで質問を投げ、回答をもらう流れ。

人的な面で記事作成のスケジュールに波はあるものの、外部配信、特にYahooトピックに乗れば少なくとも数10万、多ければ数100万の流入を稼げるなど、具体的な数値も聞けたのは参考になりました。

運用を行う中で重要視しているのは、コンテンツのオリジナル性と差別化。
取り上げられる基準に媒体の認知度も考慮されているそうで、新聞社のような誰しもが知っているような媒体と同じ内容を取り上げたのでは勝てないことから、オリジナルの記事を作ることを意識しているそうです。

例:SMAP解散の騒動を例に挙げ、謝罪会見の記事を労働問題の切り口で解説

コンテンツSEOで多数のメディアを運営【リクルートライフスタイル】

リクルートライフスタイル」では「ホットペッパー」や「じゃらんゴルフ」など多くの他業種メディアを運営しており、その中でCVに結び付くパターンの多いSEOを特に注力していると解説。

その手法は基本に忠実で、キーワードを収集⇒記事作成の手順。その中で選択したキーワードがコンテンツ記事で本当に上がるのか、そのキーワードの特性を常に意識しているそうです。

その他プラットフォームへの対応では、昨年公開された品質ガイドラインなどを例に挙げ、Googleの目指す先を意識することを置くことを重要視。また変化の激しいSEO業界では柔軟な対応も求められるため、システムとSEOチームの連携がしっかりと取れる点も考慮しているそうです。

面白メディア「CuRAZY [クレイジー] 」のソーシャル展開【ラフテック】

CuRazy

10代・20代に人気のメディア「CuRAZY [クレイジー] 」では、ソーシャルメディアによる集客に力を入れており、トラフィックの約60%程がSNSからの流入(初動は約80%がSNS)。

運用面での違いも詳しい解説があり、Facebookではほめる文化が形成されているためにポジティブなものが共有されやすく、Twitterでは友達と盛り上がれるような話題が重要とのこと。またLINEニュースも10代、20代のアクティブが多く注目しているそうです。

手法としては、それぞれのプラットフォームにあわせたタイトルのフォーマットを決め、ユーザーの期待通りのコンテンツ作成をすることで、共有を生みだしているとのこと。もうCuRAZYを徹底的に研究すればSNSは何とかなるんじゃないかというぐらいの話題を提供してくれました。

実際のコンテンツとしてはTwitter投稿のまとめが主ですが、他にも診断系のコンテンツが共有されやすく、テレビ内のコンテンツとしても使用されていることも話題を呼んでいるようです。

まとめ

各々の手法の差はあれど、共通して見て取れたのはどこも運用に際しオリジナル性を出していること、PDCAサイクルをしっかりと回していることの2点は強く印象に残りました。

メディア展開の取り組みはどこも行っているだけに、オリジナルでの差別化と積極的に行動に起こす取り組みはぜひ参考にしたいですね。

PS.セミナー会場が両国ということでお昼にちゃんこを食べたのですが、非常に美味でございました。そこで次回は「【ちゃんこマーケティング】両国におけるちゃんこ店舗の差別化を検証」をテーマにしたいと思います。(ウソ)

ちゃんこ

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