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1時間で覚える「Illustratorで印刷物」ネット入稿 Webデザイナー向け超圧縮版

  • 津
    デザインちーむ
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1時間で覚える「Illustratorで印刷物」ネット入稿 Webデザイナー向け超圧縮版

Adobe Illustrator(イラレ)は触ったことがあるけど、ネットで印刷物を入稿したことが無い。

  • フライヤーなどのネット入稿が初めて!
  • 入稿データ作成したこと無いよ!
  • 入稿時のチェックポイントが知りたい!

という方向けの記事です。

もし、急きょ名刺やチラシなどの印刷物の対応を頼まれたら…。
(最近では、ポスター、年賀状、折パンフレット、ステッカー、シール、チケット、回数券、封筒、CDジャケットなど様々なネットDTP商品があります。)

大丈夫です。
最近のネットのプリントサービスはいくつかのポイントを押さえれば、簡単に入稿できます。

「印刷物の入稿を急きょ対応しなければいけなくなったとき」に限定した内容でまとめました。

あなたがやり易いやり方で入稿すればOKです。
急ぎの際にご参考になればどうぞ!

新規ファイル作成、環境設定 – ひとまずこれ

サクッとつくってしまいましょう!

Adobe Illustratorを起動します。
上部メニューの「ファイル>新規」で新規ファイルを作成しましょう。

さて、印刷物の仕上がりサイズの確認はとれていますか?
名刺サイズ(もいろいろありますよね)のカードでしょうか?、A4の申込用紙でしょうか?、それともB6のハンディなフライヤーですか?

はっきりと分からない場合は何を作りたいのかクライアントに確認してくださいね。
(他にもいろいろと確認しておかなければいけないことはありますが、何といっても「急きょ入稿」なんで、物理的な大きさについてだけでも言質をとってやっちゃいます。)

Illustratorのファイルには「アートボード」という領域が存在します。
ファイルを開いた時に四角く表示されますよね?あれです。

仕上がりサイズより大きいサイズのアートボードを設定して新規ファイルを作成してください。

カラーモードは「CMYK」です。
新規ファイル作成時に「RGB」になっていたら変更してください(CS5では新規ファイル作成時「詳細」という隠し項目になっています)。

カラーモード イラレCS5の新規ファイル

そして「Ctrl + K」で環境設定を開き、「単位」の「一般」を「ミリメートル」にしておいてください。

レイヤー機能、トンボ、ガイドで下準備OK

次はレイヤーパネルを見てください。
レイヤーのパネルが無い場合は「ウィンドウ」から開いてくださいね。

レイヤー横に目と南京錠のアイコンを表示する箇所があり、それぞれレイヤー自体の表示/非表示とロック機能です。

IllustratorのレイヤーにはPhotoshopと違い複数のオブジェクトを配置できます。

とりあえず3つレイヤーを作成すれば良いでしょう。

レイヤーの名前は上から順に、「トンボ&ガイド」「文字&オブジェクト」「背景」などとします。

では、下準備です。

トンボと断裁サイズのガイドをつくる

  1. 「トンボ&ガイド」に仕上がりサイズ(名刺なら名刺のサイズ!)の四角を作成。アートボードの中央に配置します。
  2. 仕上がりサイズの四角を選択し、「オブジェクト>トリムマークを作成」でトンボ完了。
  3. 残った仕上がりサイズの四角を選択し、「Ctrl + 5(表示>ガイド>ガイドを作成)」で、ガイド(実際には印刷されない目安の線)ができます。
    このガイドが断裁サイズです。

ガイドを内側に縮小する – 文字は断裁線より余裕をもって離してね

  1. 文字は断裁の「内側3mm」に収めます(※条件が異なる場合もありますので詳しくはWebで印刷会社のサイトをご確認ください)。
    目安となるガイドを内側3mmに縮小しましょう。
  2. Ctrl + Alt + :(表示>ガイド>ガイドをロック)」で、ガイドを選択できるようにしましょう。
  3. ガイドを複製します。その場でコピペしたいので、ガイドを選択したら…「Ctrl + C」でコピー、そして「Ctrl + F」でペーストします。
  4. 複製したガイドが選択されたままで、「Shift + F8(ウィンドウ>変形)」変形パネルを開きます。
  5. 変形の基準点を選択できます。変形基準を中心にします(変形基準のチェックから中心を選択)、横幅(W:~mm)と高さ(H:~mm)の数値の後ろに「-6」と入力しEnterキーを押す!
    すると上下左右に3mmずつ縮小されます(イラレの多くの数値入力は、「足す・引く・かける・割る」の計算入力ができます)。
  6. Ctrl + Alt + :(表示>ガイド>ガイドをロック)」で、ガイドをロックしましょう。
  7. 内側のガイドが文字入力範囲です。

イラレの変形パネルは計算もできる

あとは、各レイヤーに原稿の内容をガンガン入力しましょう!
ちなみ印刷会社のテンプレが用意されている場合もあるので、チェックしてみてください。

オブジェクトについて

  • パス、文字には線(色、太さ、破線、矢印など)、面(色、グラデーションなど)を設定できます。
  • 「ウィンドウ>変形」で変形パネルを表示してください。これを使用することで数値入力でオブジェクトを配置&変形できます。
  • 「ウィンドウ>整列」で整列パネルを表示してください。これを使用することでオブジェクトの配置を整列できます。整列の基準も選択できます。
  • 「ウィンドウ>文字」ウィンドウの段落タブは文字を組むのに必須の機能が満載です。左右寄せ、中央揃え、などここをチェック!
  • コピペで他ファイルにオブジェクトを移動できますので、別途ファイルでデータを作成してから、印刷会社の入稿用テンプレにペーストしても良いです。

イラレに写真など画像データを使う場合

写真ですが、この記事で全てを説明するのは面倒なので、使わないでいいんじゃないですか?

…というわけにもいかないので、簡単に説明します。

用意する画像データは例としては次のような感じです。

  • Illustratorでビットマップデータを使う場合は、「リンク」と「埋め込み」があり「リンク」の場合は画像をaiデータと一緒に入稿する必要があります。
  • 「埋め込み」で入稿可能なところは全部「埋め込み」でいきましょう!
  • 画像ファイルを選択すると、リンク配置のものは埋め込みオプションが表示されるので、埋め込んでください。

イラレのリンク配置を埋め込みに

その他、解像度は350dpi(入稿先の規定により300dpi以上などの場合も)、cmyk(どんな印刷商品かでも変わります)。
自分は、画像を切り抜いてイラレに配置する場合は、photoshopでクリッピングパスを切り、eps形式でリンク配置していましたが、最近ではPSDを埋め込んで入稿することも可能な会社も多いようです。

配置画像データについては、どんな印刷をするのか?ということや、入稿する印刷会社でも違う場合がありますので、印刷会社のサイトをチェックしてください。
また「印刷物の解像度」と「Photoshop クリッピングパス」などもっと詳しい情報はネットでご検索ください。

入稿データを作成&チェック

デザインは出来上がりましたか?
プリントしてみて、文字校正しましたか?

それが済んだら以下に進みます。

「アウトラインを作成」ショートカットは「Ctrl + Shift + O」

「フォントのアウトライン」というやつです。

全ての文字をアウトライン化していれば、とりあえず入稿できる!といっても過言でないでしょう(という場合、大抵過言です)。

ちなみに、文字をアウトライン化してパスにして保存してしまうとテキストデータに戻せません。
間違って上書きしないようご用心ください。
修正できるデータが無くなりますよ。

では「全ての文字データをアウトライン化したaiデータで入稿する」ということで以下手順で進んでください。

入稿データを作る

  1. まず全てのレイヤーを表示し、かつレイヤーのロックも外しましょう。
  2. 次に「Ctrl + Alt + 3(オブジェクト>すべてを表示)」「Ctrl + Alt + 2(オブジェクト>すべてのロックを解除)」で不要なオブジェクトを表示&ロック解除。
    「版にするのに不要なオブジェクト」は削除します(印刷会社の入稿テンプレで最初から入っていたものは、この限りではありません)。
    ガイドや、マスクの罫まで削除しないよう注意してください。
  3. 「ウィンドウ>ドキュメント情報」でパネルを開き、オプションから「オブジェクト」を選びます。
  4. Ctrl + A」ですべてのオブジェクトを選択すると、情報が一度に確認できます。
    • RGBオブジェクトは無いか?
    • 特色オブジェクトは無いか?
    • フォントが残っていないか?
    • リンクされた画像が残っていないか?

    などを確認しましょう。

  5. 「入稿用」として別名保存します。

また、刷り上がりの見本として、刷り上がりの画像データが大抵必要です。
イラレの作業画面のキャプチャ(スクリーンショット)でいいので用意してください。

後はネットから入稿して完了です(フォルダに入れzip圧縮したものを、印刷会社のサイトからアップロードするなど)!

イラレ印刷データネット入稿 – 注意と補足

  • 印刷会社のテンプレでの入稿が必須な場合はそれに従って下さい。
  • 両面印刷や折りがある印刷物などは、配置の天地(上と下)もチェックしましょう。
  • この記事はWindows7、Illustrator CS5、の組み合わせで説明しております。
    Macやその他バージョン(例:10、CS2、CS3、CS4、CS6、CC<クリエイティブクラウド>)でも基本は同じです。ショートカットも「Ctrl(Win)」⇔「Cmd(Mac)」で置き換えればおおむねOKかと思いますが、わからないものはイラレのメニューから探してください。
  • 困ったら、「Illustrator + ○○」などでとにかく検索!そして、印刷会社のサイトにも情報がなければ電話してみましょう。

…無事、入稿できましたか?

かなり省略しました。おおよその流れはこんな感じです。

しっかり勉強したい方は参考書などの詳細説明をご参照くださいませ。
入稿先の印刷会社のサイトの中には、解説コンテンツが充実しているところもあるのでおすすめですよ。

それにしてもネット入稿の印刷会社のサイトを見ていると、チラシや名刺など結構安く刷れるんだなあと思います。
必要もないけど…冊子印刷とか試してみたくなってきますよね(ならない)。

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