• WEB

メニュー表・料金表などIllustratorで編集の楽な表組の作り方は?

  • 津
    デザインちーむ
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
メニュー表・料金表などIllustratorで編集の楽な表組の作り方は?

利用頻度高め!便利なテクニック!

結論→「段組設定」機能をおすすめします。
チラシの申し込み記入欄、個人商店の料金表、ネットショップの商品仕様表…などの作成にとても便利なテクニックです!

有料の「Illustrator使い方講座」や「イラストレーター入門」のような参考書籍でもよく紹介されてるやり方のようです。

以前、私が依頼されたメニュー表作成案件で最も困ったことは…
「原稿の内容が固まっておらず、メニューの項目が減ったり追加になったりすること」でした。

特に、メニュー項目の削除と追加が同時に発生した場合はゼロから作り直すのと同じくらい大変に感じます。
当時は「もっと効率の良い方法があるのではないか…」と感じつつ、一つ一つのオブジェクトを修正していました。

今回はそんな、面倒に感じるイラレでの表作成の簡単な方法をご紹介します。

また、原稿からの入力についてもちょっと工夫してみましたよ。
エクセルの表をイラレに貼り付ける方法や、htmlからイラレにコピペできるの?ということも試してみました。

Illustrator初心者も簡単!デフォルト機能「段組設定」を使う

Illustratorで表を作成するにはいくつかの方法があります。
表の1マス1マスをボックスオブジェクトで作る方法、線オブジェクトをブレンドさせて作る方法…などなど。

当時私が選ぶべきだった方法は「段組設定」を使った作り方だったように思います。

「段組設定」での表作成の流れ

  • 表にしたいオブジェクトを選択します。
  • 上部メニューから「オブジェクト」>「パス」>「段組設定」と選択してください。
  • 行と列を分割したい数だけ入力します。間隔を0にすれば表のマスとマスの間がぴったり重なります。
  • OKを押せばマスごとにボックスのオブジェクトとして分割されます。

上部メニューから「オブジェクト」「パス」「段組設定」と選択してください。

行と列を分割したい数だけ入力します

上記はWindowsのIllustrator CS5の手順ですが、以前、MacのIllustrator8.0でもこのやりかたで作成していました。

確認したところ、Illustratorの他バージョン(例:10、CS2、CS3、CS4、CS6、CC<クリエイティブクラウド>)でも同様に使用できるようです。
バージョンによっては機能がある場所が違うようですので「文字」「オブジェクト」どちらかを探しましょう。

そして、修正が必要な場合は、表を割りなおしたい範囲(=ボックスオブジェクト)を選択し、行と列を設定しなおせばOKです。

マスとマスとの結合も簡単ですし、マスごとの背景色を設定しやすいのも良いですね。
エクセルのセル結合のような感覚で、わかりやすいと感じました。

「段組設定」で表組 – 補足&もっと便利に使うには?

この機能をもっと便利に使用するために、私が気を付けている点をご紹介したいと思います。

  • ショートカットキーにデフォルトの段組設定を登録して使用しても良いです。
    私はこの機能を表作成にしか使用していません。
    そこで、アクションに「行と列の段数をそれぞれ2」「間隔を0」などで登録してキーで呼び出すことにしています。
  • マスの中のテキストは、「一つのマスごとに改行した、縦につながったテキスト」として処理することが多いです。
    行間を調整してマスの中央に揃えれば、原稿からの入力作業が楽なためです。
    マスの中のテキスト要素が複数ある場合は、つながったテキストで行間での調整をするやり方だとかえって面倒なため、バラバラのテキストを各マスに配置しています。
  • 一部の線を太くしたり色を変えたい場合は、前面に新たに線オブジェクトを作って対応しています。

この方法の良いところは、「何も計算せずに後から何度でも感覚で修正できる」ところです。
パスファインダ感覚でとりあえず分割&合成していくうちに表組ができるのではないでしょうか?

「表の作り方がわからない…」「枠線の編集が面倒…」そんな方は是非お試しください。

「原稿」がサイトのページ(html)やエクセルの場合、イラレに表ごとコピペできる?

表作成の際、原稿からの文字入力が面倒ですよね。

「サイトの料金表と同じにしておいてね~」
「エクセルで表つくったから同じにしてね」

こんな依頼が来るかもしれません。

これってそのままイラレにコピペできないのかな…?
そう思い、調べてみました。すると…

  • htmlの<table> → ソースコードをエクセル(Microsoft Excel)にコピペすると表の体裁でコピペできた!イラレにソースコードをコピペしたら、ソースコードがそのままコピペされた…(あたりまえ)。
  • エクセルでつくった表 → エクセルの表(セル群)を選択して、イラレにコピペするとなんと表のかたちでコピペできました!マスク(解除 → Ctrl + Alt + 7)グループ化(解除 → Ctrl + Shift + G)がかかっています。
  • サイトの表が画像だった場合 → これはさすがに手で文字入力(しょうがないね)。

html → エクセル → イラレ、とコピペできることがわかりました。
サイトの表が画像だった場合は、もしかしたらその画像を作成した元になるデータ(aiデータやpsdデータ)をクライアントさんが持っているかもしれませんので、文字を入力するぞ…という前に問い合わせてみましょう。

ということで、実際に下記のhtmlの表(table)のソースをコピペし、aiで加工して表をつくってみます。

(ちなみにエクセルからコピペした場合、上で紹介したようなマス(升目)のオブジェクトで分割した表にはなりません。修正しやすいように文字だけを利用して、マスは段組設定で作り直すやりかたでご紹介しましょう。)

↓こんなtableをイラレに再現してみます

データ名 データ01 データ02 データ03 データ04
ああああ 5,000円3,890円 7,000円5,890円 9,000円7,890円 1,200円
いいいい 7,500円5,799円 9,500円7,799円 11,500円9,799円 2,400円
うううう 10,000円8,895円 12,000円10,895円 15,000円13,895円 3,100円

html→エクセル→イラレとコピペして表を作る流れ

  1. htmlソースをコピペします。F12をクリックするなどしてブラウザの開発環境を開くとソースが表示できます。それをコピーしましょう。
    ブラウザの開発環境からソースをコピー
  2. エクセルに貼り付けます(エクセル上で改行されていると、コピペした際に文字列が分裂したり、セルに隠れたものは隠れたそのままコピペされるので、不自然な改行や隠れている部分は調整してからコピペしましょう)。
    エクセルにペーストすると、表になった!
    エクセルで行の高さを調整!
  3. エクセルからイラレにコピペします。
    隠れているところがなくなったものをコピペ
  4. 文字のみを選択抽出します(文字を含む全体を選択し、文字の大きさを数値入力で変え、選択ツールで空いているスペースをクリックしてから、ひとつ前に戻ると文字だけが選択されます)。
    枠は削除しました
  5. 文字列をつなげ改行して使うのが自分のやりかたです。ですが、エクセルからコピペしたものは、文字がバラバラになっていますので、これをつなげていきたいと思います(バラバラのまま使う方はこのまま段組設定でマスを作成する工程に進みましょう!)。
    つなげたい文字列を「切り取り(Ctl + Z)」、テキストツールで新たにポイントをつくってペーストします。
    すると…すべてがつながった状態にできます。
    つなげたいものを全選択、カットして、テキストツールの 新規オブジェクトにペーストでつながります
    改行したい場合でも、すべて横並びにつながってしまいますが、例えば「~円」などのデータなら、改行の直前に円がつきますよね?
    「編集>検索と置換」で、「円」を「円^n」にすべて置き換えますと一括で改行できます
    (作業の状況に応じて、余計な箇所まで改行してしまわないように、他の該当箇所はロックするなどしてください)。
    「料金」の場合は「円」を基準に置換で一括改行できます
  6. マスの中のデータを文字列を改行して対応すると、縦に整列が楽になりますし対象文字列を全選択してからの「Alt + ↓」で、行間調整を利用して、縦の間隔を調整するのも楽です。
    全選択して「Alt + ↓」で行間を調整
    段落で中央揃えにしました
    スポイトツールで行間や中央揃えをコピー!
  7. 作成する表が料金表の場合、料金の割引前の価格も併記する「二重表記」をすることがあります。この場合、他のマスには1つの文字が入るところを、別のマスでは2つの文字が入ることになるわけです。
    縦の列の全部がこういった二重表記だったなら、一重のものと同じ行間の改行で対応できます。具体的には、割引前料金の列と割引後の列をそれぞれ作成し、縦に二つずらして重ね並べればOKですよ。
    打ち消し線
    打ち消し線はアウトライン化できます
    こんな感じになりました
    行間調節で編集も楽々
    もし、縦の列の一部のマスだけを二重表記にしたい場合や、逆に一部だけを二重でない表記にしたい場合もあるでしょう。
    その場合は、空けたいマスは改行で飛ばし、別途、文字オブジェクトを作って配置する方法で対応します。
  8. あまりに変則的な並びの場合(マスが複雑に結合していたり、マスごとに入力されるものがバラバラなど)は最初からマスにバラバラに文字を配置したほうが手間がかかりません。
  9. 表を作成したいサイズの四角を作り、「段落設定」で任意の縦横のマスを作成します。
    段組設定でマスを別レイヤーに作成
    調整して出来上がり!

いかがでしょうか?
個人的には、原稿から手で入力したり部分部分をコピー&ペーストすると、人間的な入力ミス・コピペミスをする可能性がありますので、できればテキストデータから丸ごと利用したいと思っています。

関連リンク

イラレで表作成することについて、多くの方が様々な方法で取り組んでらっしゃいます。
大変参考になりましたので、こちらに関連するリンクをまとめてみました。

クリエイティブ派遣のエキスパートスタッフがお届けする、DTPスキルアップサポートページ: Illustrator-表組み表の枠を作る

メカニカルでプロフェッショナルな方法ですね。
ステップ2のタブルーラの使い方などしっかりとした技術が解説されています。

イラストレーターで表を作成する方法 | UX MILK

段組設定を使った方法ですね。
エクセル→メモ帳とコピペして、不要な罫線データを省いたり、
スクリプトで文字列を分割したりなど、特徴的な方法が紹介されています。

Illustrator CS5で表組を作る方法 | Jojo’s junk idea book(ジョジョのがらくたネタ帳)

Macでもこのとおり同様に作成できます。
罫線をブレンドでつくる方法も簡潔に紹介されていてわかりやすいですね。

このエントリーをはてなブックマークに追加

津が最近書いた記事

WRITERS POSTS もっと見る

他にもこんな記事が読まれています!

  • WEB
  • マーケティング
  • サーバー・ネットワーク
  • ライフスタイル
  • お知らせ