国道1号!!
会社の目の前にあるこの道、これ実はなんと国道1号らしいです。
凄い名前が付いているわりに栄えている感は無いなぁ・・・と思いました。
せっかくなのでいい所を探してみたいと思います。
国道1号が出来た経緯
最初から国道1号という名称だったわけではないようです。
有名な話ですが、前身は江戸時代の東海道となります。
そのため、道としてはなんと400年以上の歴史を持つ事になります。
多分、こんな感じの人達が歩いていたんだと思います。
東海道再現図
全く違和感はありませんね。かなりリアリティを出せているのではないでしょうか?
国道となったのは明治時代ですが、明治時代初期の国道1号は横浜港までであり、現在の国道1号とは異なります。
具体的には下の画像の赤線が当時の国道1号の範囲、青線が今の国道1号の範囲です。
なに・・・これ・・・?
あ、字の事じゃなくて距離の違いです。明治初期の国道1号も距離はかなりあるはずなのですが凄く短く見えます。
なお、明治初期の国道2号が現在の国道1号に当たるそうです。
その後、何度か統合や名称変更を繰り返し現在の国道1号となっていきました。
なぜ国道1号?
国道1号なのだから、何かで一番なのでは?と思ったのですが
距離は543.2kmで1位の国道4号(743.2km)、2位の国道9号(626.6km)に次ぐ第3位です。
Webデザイン会社の手に掛かれば、これだけ綺麗なグラフが作れます。
こんなに差があるんですよ!と示すグラフを作りたかったのですが、思ったよりグラフでの差は小さかったです。
1位と3位で、200km近い差があるはずなんですけどね・・・。
次に主要都市を結ぶ道路なのだから、交通量が凄いんじゃないかと思いました。
国土交通省が5年ごとに道路交通センサスとして全国の交通量を調査しています。
記事執筆時最新の交通量ランキング(平成22年度版)がこちらです!
※平日昼間の12時間でカウントしているそうです。
第3位 国道423号(新御堂筋) 93,860台
第2位 国道8号(新潟バイパス) 96,952台
そして第1位は
ちょっと衝撃的な展開に驚いています・・・。
なんと、交通量でも1位ではありませんでした。
実は10位まで発表されているのですが、国道1号区間はランクインすらしていません。
よく言えば快適な道なのかもしれませんね・・・。
通過都市数は1位なのですが、国道4号も同着で1位です。
国道4号が東京・埼玉・茨城・栃木・福島・宮城・岩手・青森
国道1号が東京・神奈川・静岡・愛知・三重・滋賀・京都・大阪
1号の方が小さい都府県を経ているので、どことなくセコさすら感じさせますね・・・。
これといった理由は無いため、お情けで国道1号にしてもらった感が強くなってきましたが、逆に私は凄く親近感が湧いてきました!
結局のところ、こういう理由で国道1号としましたという明確な理由は無いようですが、旧東海道であり、元々の国道1号だった道路を含む部分が大きかったのかなと思います。
それで国道1号って凄いの?
かなり歴史が深い道路だという事は分かりました。
ですが、この道路が私を褒めちぎって気分よくしてくれるとか養ってくれるとか、そういったメリットはなさそうでした。
という訳で、これ以上いいところを見つけられそうにないので、これで終わります。