ようやく花粉から解放されたとなです、こんにちは。
今回はレタッチ作業でも大切な色について書いていきたいと思います。
青味がかった写真、赤味がかった写真、それらを適切な色に修正するのもレタッチャーの仕事です。
しかしこの作業、しばらく色をかぶった写真を見続けていると適切な色がわからなくなってくることもあります。
自分ではばっちり修正できたと思って他の画像と見比べてみるとまだまだ色がかぶっていたり…なんてことも多いです。
この現象、実は名前がついていて色順応というらしいです。
色順応とは
例えば赤のサングラスをかけると最初は視界が赤く見えるはずなのに、時間が経つと赤が意識されなくなるのも色順応の効果です。
色味がかった写真を見続けると、目がその色に順応してしまい、かぶった色が実際より弱く見えてしまうんですね。
なので、定期的に他の適正な色の画像を見るようにして、目を順応させないようにする必要があります。
実際、集中して作業しているとなかなかできなかったりしますが…
色順応を体験してみよう
ここで、色順応の現象を体験してもらおうと思います。
下の画像の中心点を数十秒間見続けたあと、すぐにその下の画像を見てください。
どうでしょうか?実際には猫の画像は色が左右で違っているのにどちらも同じ色で見えませんでしたか?
これが色順応です!
人間の目って不思議ですね~。