レタッチちーむのマルです。
当社のレタッチ業務では毎日のようにAdobe社製品の「PhotoShop」を使用しレタッチを行っています。
Photoshopは長い歴史があり、日々進化しているソフトウェアです
現在、私が会社で使用しているのはCS5ですが、自宅のPCに入っているPhotoshopがCS4からCCになりました!
まだ触りきれていない部分もありますが、CS4以降のシリーズの新機能を紹介してみたいと思います。
目次
大成長はCS6から
現在の「Photoshop CC」になってから、色々な機能が追加され、性能が凄いあがったな~と感じています。
発表当初のカタログスペックを確認した時は、そこまで実感はなかったのですがいざ、触ってみると発表されてない部分でも機能が強化されているツールもあると思います。
(私が感じた感覚ですが)
例えば、CS6から導入された「コンテンツに応じたシリーズ」
これははCS6と比べると色の認識率が上がったと感じています。
「コンテンツに応じたシリーズ」とは?
グラデーションを含む領域に対して、グラデーション位置に置かれているモニュメントをパッチツール等で消そうとすると、どうしても周りのグラデーションと馴染めない塗りになった経験があるかと思います。
で す が !
CS6から追加された機能の「コンテンツに応じた塗り」
選択ツールで、塗りつぶしを行いたい範囲を指定し、Deleteキー押すと「塗りつぶし」のログが出てきます。
このログ内で「コンテンツに応じる」と「カラー適用」を選択しOKを押すとグラデーションでも上手く馴染んだ塗りになってくれます。
この新機能は「塗りつぶし」「パッチ」に適応されており、ツールパレットのパッチツールがある場所に「コンテンツに応じた移動ツール」が新たに追加されましたある程度の設定は必要になってきますが、上手い具合にコンテンツとマッチする設定になると違和感のない画像を仕上げる事ができます。
会社のPCがまだCS5なので画像無しで紹介するのが心苦しいです…
「ぼかしギャラリーのモーション効果とノイズ追加」
個人的に嬉しいのがCCから登場した 「ぼかしギャラリー」 この機能です。
「フィルター」→「ぼかしギャラリー」の中の「パスのぼかし」をよく自宅で使用しています。
描いたパスの流線にそってぼかしをかけてくれる機能で、人混みの「流れ」の表現等が楽になりました。
今までは「ぼかし(移動)」と「ピクセルレート」の中にある「ブレ」を使って表現をしてきましたが↓
作業工程を省略する事が出来て結構嬉しいですねそれに、毎回ぼかしを入れる場合、移動角度を入力していましたが、「パスのぼかし」とあるようにパスで線を描いてそれにそってぼかしをかけるようになったので複雑な運用が可能です。
まだ、他にもぼかし機能が追加されていますが、まだこちらは試していないので今後、試してみる予定です。
デバイスを使用してでのプレビューとAdobe Preview CC
CCから追加された機能の「Preview CC」
アプリを使用して、複数のiOSデバイスでPhotoshopでデザインした物ををリアルタイムでプレビューで確認する事が出来ます。
どんな時に必要?
私の場合、ザックリ言ってしまいますと、紙媒体への出力がある場合です。
PCで作業を行い、印刷してみるとモニターで確認した色と若干違う…なんて事は昔ではよくありました(涙)
「Preview CC」でアップル社の「Retina Display」の物でプレビュー確認を行い、色の正確さを確認しながらの作業も出来るようになりました。
レタッチした物の確認、デザインした物の確認等が出来るのクライアントさんにタブレットを渡し、リアルタイムで校了確認が出来たりするのも利点で、スマートな流れが出来上がるかと思います。
今回、追加されて機能を一部紹介させていただきましたが、どれも個人的に嬉しかったものになります。
他にも追加された機能が多々ありますので詳細はご自分の目で 確かめてみてはいかがでしょうか。
PhotoShopの今後
この先まだまだ進化をし続けていくと思いますが、全てユーザーの声を反映させての進化なのでAdobe社のイベント等で直接、Adobe社の人に、現状の良し悪しを話したら次のシリーズで改善されたなんてよくある話です。
まずは今の良い部分、悪い部分を見つけるためにイジリ倒してみてはいかがでしょうか
それでは、また。