みなさんこんな経験はありませんか?
写真を撮影してきたのはよいけども、気づけば枚数を撮りすぎて、全ての写真が外付けHDに保存出来なくなってしまいました(泣)
あらかじめサイズを小さくして撮影する事も可能ではありますが、大は小を兼ねるといいますし、後々のことを考えると、大きいサイズで撮影しておきたいと考えるのが普通ですよね。
大きいサイズの写真を小さいサイズにリサイズをするわけですが、写真の枚数が数枚であれば特に気にすることもないのですが100枚、1000枚などという単位になってきますと、この作業だけで1日が終わってしまうなんてこともあるかと思います。
そこでPhotoshopに備わっています【バッチ機能】の紹介です。
バッチ機能とは?
このPhotoshopの【バッチ機能】というものは、自分が独自に設定した【アクション】を自動的に行ってくれる優れた機能になります。
また【バッチ機能】は開いているファイルやフォルダ内のファイルのみに関わらず、デジタルカメラやスキャナから読み込む画像に対しても実行することができます。
ただし【バッチ機能】利用をする際は事前に【アクション】を作成しておく必要があります。
アクションとは?
【アクション】とはPhotoshopで行った一連の作業を記憶させておき、必要に応じてその作業を再び利用できるようにする機能のことをいいます。
数ある作業を、その都度メニューから選択して実行する手順を、アクション機能を使用することにより、それらを自動的に実行することができます。
アクションの作成
新しいアクションを作成しますと記録が開始されて記録を中止するまでに、使用したコマンドとツールが新規アクションに記憶されます。
① Photoshopを起動し、バッチをかけたいファイルを開きます。
②【ウィンドウ/アクション】を選択し、アクションパネルを表示します。
③ アクションパネルの【新規アクションを作成】ボタンをクリックするか、アクションパネルメニューの【新規アクション】を選択します。
④ アクション名を入力し【記録】ボタンをクリックします。
アクションパネルの記録開始ボタンが赤丸に変わります。
⑤ 記録する操作とコマンドを実際に実行します。
今回でいいますと写真をリサイズする作業を記憶させます。
アクションパネルには、記録した内容が作業手順ごとに表示されます。
※別名or上書き保存をしてファイルを閉じる所まで記憶させておくことをお勧めします。
⑥ アクションとして記録する操作が終了したら【再生 / 記録を中止】ボタンをクリックします。
実際にバッチをかけてみる
アクションを作成したところで実際にバッチ処理を行ってみたいと思います。
① Photoshopを起動します。
②【ファイル/自動処理/バッチ】を選択します。
③ バッチダイアログボックスが表示されたら、【セット】ポップアップメニューおよび【アクション】ポップアップメニューからファイルを処理するためのアクションを選択します。
④【ソース】ポップアップメニューから、処理するファイルを選択します。
いくつか選択肢はありますが基本は【フォルダー】でよいかと思います。
⑤ 実行後の処理、保存方法と、ファイル名オプションを設定します。
実行後の処理ですがいくつか選択肢はあるのですが、すでにアクション内に保存して閉じることを記憶させているので今回は【なし】で大丈夫です。
※アクション内に記憶させず、こちらの【保存して閉じる】を選択した際はjpgファイルなどは圧縮率をどうするのかバッチ処理途中で求められてしまうことがあり処理がストップしてしまう事があります。
⑥【OK】をクリックすると、選択したフォルダーに対してアクションで記憶した処理が実行されます。
作業は以上となります。
今回はリサイズを例に挙げさせていただきましたが、明るさ、色調、画像の回転、フィルター効果の追加、レイヤーの複製などなど、基本的にはどの作業でも記憶させることが出来ますので色々と試してみてください。