机の上に山積みしてあるDVDの中身…これって一体なんだったかしら…
みなさん!こういったご経験ありませんでしょうか?
基本、はんしん。は撮影した写真がなくならないように外付けHDとDVD両方に保存をしておき、DVDの方には必ず「去年の友人の結婚式」とかメモ書きをしておくことが多いのですが、結局の所どんな写真が入っているかはPCに入れてみないと分からないという事が多いのです…。
そこで今回はこのコンタクトシートのご紹介です。
目次
コンタクトシートとは?
コンタクトシートとはサムネイル画像を一覧で表示させたものになります。
フォルダ内にある画像のインデックスを作成する場合などに使用します。
コンタクトシートとして作成したデータを印刷しておくとPCがない環境でもHDやDVDに保存してあるものが一目で確認することが出来るのでおすすめです。
コンタクトシートのはじまり
元々のコンタクトシートが出てきたのはモノクロ写真が主流だった頃までさかのぼります。
ネガは反転画像なのでネガを直接見ただけでは、何が写っているのかが非常に分かりにくいので、当時は印画紙にネガを乗せて手作りでコンタクトシート(プリント)を作成していました。
ただでさえこの世に1つしかないネガを扱うわけですから、簡単に複製できるデジタルデータと比較すると、昔の人はいかに、神経をすり減らして作業していたのがよく分かりますね。
現在ではデジタルデータが主流となりPhotoshopなどのソフトを使用すれば、コンタクトシートの作成も簡単に出来るようになりました。
プラグインのインストール
現在はAdobe製品を購入するとAdobe Bridgeというソフトが自動的に付いてくるのですが、Adobe Bridgeには元々コンタクトシートを作成する機能が搭載されている為、Photoshopにつきましてはコンタクトシートのプラグインが最初の段階ではインストールされていません。
Photoshopでコンタクトシートを作成する場合は事前にAdobeのホームページから、コンタクトシート用のプラグインを落としてきてインストールをする必要があります。
プラグインのダウンロード
Photoshopのバージョンによって多少異なりますが、今回はCS5での説明とさせていただきます。
なおCS6につきましては予めインストールされている仕様に戻ったそうです。
それだけユーザーの要望が多かったということなのでしょうか…。
まずプラグインをダウンロードしてきますがOSによってファイルが異なりますので以下からダウンロードをお願いします。
プラグインの追加方法
①編集/環境設定/プラグイン(Windows)またはPhotoshop/環境設定/プラグイン(Mac OS)を選択します。
②追加のプラグインフォルダーにチェックを入れます。
③「選択」をクリックして、リストからフォルダーを選択します。
フォルダーの内容を表示するにはディレクトリをダブルクリック(Windows)、または「開く」をクリック(Mac OS)します。
④「OK」(Windows)、または「選択」(Mac OS)をクリックします。
⑤Photoshopを再起動すると、プラグインが有効になります。
コンタクトシートを作成する
コンタクトシートの作成方法
①Photoshopを立ち上げたのちファイル/自動処理/コンタクトシートIIを選択します。
②コンタクトシートIIダイアログボックスで「ソース画像」の使用項目より、シートを作成させたいフォルダを指定します。今回は「フォルダ」を選択します。
③「ドキュメント」で、コンタクトシートのサイズとカラーデータを指定します。
「すべてのレイヤーを統合」を選択すると、作成されるコンタクトシートでは、すべての画像と一番下にあります「ファイル名を説明として使用」を選択した場合の説明のテキストが1つのレイヤーに統合されます。
「すべてのレイヤーを統合」の選択を解除すると、コンタクトシートでは画像ごとに別のレイヤーが作成され、説明のテキストごとに別のテキストレイヤーが作成されます。
④ A:「サムネール」より、サムネイルの配置に関するオプションを指定します。
「配置」で、サムネイルを横に並べる(左から右、次に上から下)か縦に並べる(上から下、次に左から右)かを選択します。
B:1枚のコンタクトシートに含めるサムネールの列と行の数を入力します。
C:コンタクトシート内のサムネイルの間隔を自動的に決めるには、「自動間隔を使用」を選択します。「自動間隔を使用」をオフにすると、サムネイルの周りの縦方向および横方向の間隔を指定することができます。
D:画像の向きに関係なく、コンタクトシート上にうまく収まるように画像を回転するには「回転して最適サイズに合わせる」を選択します。
⑤「ファイル名を説明として使用」を選択すると、元画像のファイル名を使用してサムネイルがラベル付けされます。
説明のフォントおよびフォントサイズはポップアップメニューから指定します。
⑥「OK」をクリックします。
コンタクトシートを印刷する
上記の作業にて生成されたコンタクトシートのデータをプリンターなどで印刷します。
おわりに
コンタクトシート生成のポイントは「コンタクトシートの作成方法」④のサムネイルのサイズの大きさにあるかと思います。
サムネイルを小さくすればそれだけ印刷する枚数は少なくなりコスト自体は抑えられますが、サムネイルが小さすぎるとコンタクトシートとしての役割を果たせなくなってしまいますので自分で写真の内容がすぐに判断できる写真のみで生成して出力してみるなど、色々と工夫をしてみるとよいと思います。