システムちーむのともぞうです。
今回はPaaSの新鋭、Herokuについて紹介していきます。
なお、当記事の内容はHeroku公式の親切丁寧なチュートリアルに沿ったものとなっていますので、英語に拒絶反応を起こさない方はそちらも是非ご覧ください。
目次
Herokuとは
PaaS(ハードウェアやミドルウェアが既に整備されている環境一式をユーザが利用できるサービス)の一種です。
GAEやWindowsAzureもPaaSと呼ばれるものです。NiftyさんのC4SAやペパボさんのSqaleのように、日本でPaaSを提供しているところもあります。
Herokuは元々Rubyのためのサービスでしたが、現在では様々な言語(Ruby, PHP, Node.js, Python, Java, Clojure, Scala)に対応しています。
Herokuセットアップ
Herokuアカウント作成
HerokuでHelloWorldの第一歩です。
まずはHerokuの公式サイトでアカウントを作成します。
トップページの「Sign up for free」を押してアカウント情報を入力!↓
Heroku Toolbeltのインストール
Heroku Toolbeltをこちらからダウンロードしてインストールしましょう。
Heroku Toolbeltは、コマンドラインでherokuコマンド(Herokuの操作全般を行うコマンドです)を使えるようにするためのツールです。
私の環境では既にmsysgitがインストール済みなので、Gitのチェックを外しています。HerokuへのデプロイはGitで行うので、Gitがインストールされていない場合はこの際にインストールしましょう。
インストールが終わったら、早速コマンドラインでHerokuにログインしてみます。
> heroku login
Enter your Heroku credentials.
Email: Herokuアカウント登録時に入力したメルアド
Password (typing will be hidden): Herokuのパスワード
Authentication successful.
アプリケーションの準備
予めGitHubにHelloWorldプログラムを作って置いておきます。
公式チュートリアルに記載されているサンプルプログラムのリポジトリを使用してもOKです。
> git clone https://github.com/hogehogeMyApp.git
> cd hogehogeMyApp
アプリケーションのデプロイ
Herokuでアプリケーションを作成します。
> heroku create
そしておもむろにプッシュ!
> git push heroku master
Herokuのプロセスを起動させます。
> heroku ps:scale web=1
heroku openコマンドを打つと作成したアプリケーションをブラウザで開いてくれます!
> heroku open
やだ…本当に動いてる…
まとめ
今回は単純にHelloWorldを表示させただけですが、驚きの手軽さでアプリが公開できると分かっていただけたかと思います。
アプリを公開したいけどサーバの設定が難しそう…という方も!Herokuなら!大丈夫ですね!
ちなみにHerokuの利用については無料枠と有料枠があり、スケールしたりプロセスの稼働時間によって課金される仕組みです。その辺りのお話はまた今度記事にするかもしれませんししないかもしれません。