PhotoshopやIllustratorと同様に、Adobe AfterEffectsもショートカットを覚えた方が断然効率的に制作を進めることが出来ます。
しかし、Webデザイナーの方はPhotoshopやIllustratorより、AfterEffectsを使用する頻度が少ないと思います。
- 『毎日使うわけじゃないけど、ちょっとしたアニメーションを作る。』
- 『PhotoshopやIllustratorの他にAfterEffectsも覚えたい』
- 『モーショングラフィックスを作ってみたい』
というデザイナーさん向けに、最小限覚えたいショートカットを厳選しました。
目次
- 1 AfterEffectsのショートカットキーは、覚えやすい
- 2 まず覚えるべきは、タイムラインのショートカット
- 3 タイムラインでよく使うAfterEffectsショートカットキー
- 3.1 1フレーム先に進む・戻る
- 3.2 10フレーム先に進む
- 3.3 タイムラインのズームイン・ズームアウト
- 3.4 現在の時間にマーカーを設定
- 3.5 主要なプロパティを表示
- 3.6 現在の時間に各プロパティのキーフレームを追加
- 3.7 一つ前または次のキーフレームに移動
- 3.8 キーフレームを1フレーム前または後ろに移動
- 3.9 キーフレームが設定されているプロパティのみ表示
- 3.10 選択したキーフレームをイージーイーズ
- 3.11 選択したキーフレームをイージーイーズイン
- 3.12 選択したキーフレームをイージーイーズアウト
- 3.13 選択したレイヤーのインポイント・アウトポイントを現在の時間に移動
- 3.14 選択したレイヤーのインポイント・アウトポイントを現在の時間にトリム
- 3.15 選択したレイヤーを分割
- 4 特に便利なショートカットキー
AfterEffectsのショートカットキーは、覚えやすい
AfterEffectsにも、Photoshop等のショートカット同様にパネルやメニューによって、ショートカットキーが割り振られています。
デザイナーの方は、「PhotoshopやIllustratorもショートカットキー覚えて、さらにAfterEffectsなんて無理!!」と思われるかもしれませんが、安心して下さい。
なにせ、同じAdobeが開発しているだけあって、共通しているショートカットが多いのです。
例えば、テキスト関係のショートカットは、ほとんどが応用可能です。
Alt + ← or →(矢印)でカーニングできますし、
Ctrl + Shift + < or >で文字サイズも変更できます。
さらには、表示関係も
Ctrl + Rで定規を表示できますし、
Vで選択ツールに切り替えなど、
いろいろと共通しているショートカットが多いのです!
まず覚えるべきは、タイムラインのショートカット
じゃあ、どのショートカットを覚えれば良いかと言うと、ズバリ「タイムライン」のショートカットです。
なぜならば、AfterEffectsは動画作成のツールで、アニメーション等の時間操作を担っているタイムラインが一番操作する回数が多いからです。
AfterEffectsでは、シェイプの描画ができたり、テキストの入力や合成だってできます。
いろいろな機能があるのですが、タイムラインを頻繁に操作するのはどうしても避けられないのです。
ということで、今回はタイムラインのショートカットに絞って、良く使うものをリストアップしました。
タイムラインでよく使うAfterEffectsショートカットキー
1フレーム先に進む・戻る
Ctrl + → or ← (右:進む 左:戻る)
※ただの左右矢印だと、選択中レイヤーの移動になってしまうので、注意です!
10フレーム先に進む
Ctrl + Shift + → or ← (右:進む 左:戻る)
タイムラインのズームイン・ズームアウト
ズームイン : ^ (ハット)
ズームアウト : - (ハイフン)
※タイムラインのズームイン・アウトは、Photoshopのキャンバスの拡大・縮小くらい良く使います。
現在の時間にマーカーを設定
* (テンキーの乗算記号)
※選択しているレイヤーに対してマーカーを設定します。何も選択していない場合は、タイムライン自体にマーカーを設定します。
主要なプロパティを表示
「不透明度」プロパティのみを表示
T (Tomeidoと覚えて下さい。本当はtransparencyのTだと思われますが。)
「位置」プロパティのみを表示
P (Positionと覚えてください。)
「スケール」プロパティのみを表示
S (Scaleと覚えてください。)
「回転」プロパティのみを表示
R (Rotationと覚えてください。)
「エフェクト」プロパティのみを表示
E (Effectと覚えてください。)
現在の時間に各プロパティのキーフレームを追加
Alt + Shift + 各プロパティのみ表示ショートカット
※例:「Alt + Shift + T」で現在の時間に透明度プロパティのキーフレームを設定します。
一つ前または次のキーフレームに移動
J (一つ前のキーフレームに移動)
K (一つ次のキーフレームに移動)
キーフレームを1フレーム前または後ろに移動
(目標のキーフレームを選択した状態で)
Alt + → or ← (右:前に移動 左:後ろに移動)
※Shiftキーを併用することで、10フレームずつの移動が出来ます。
キーフレームが設定されているプロパティのみ表示
U
※どのプロパティにキーフレームを設定したかすぐ分かるので便利です。
選択したキーフレームをイージーイーズ
F9 (目標のキーフレームを選択した状態で)
※イージーイーズは、インとアウトを遅めに設定する補間です。(中間が最高速度)
選択したキーフレームをイージーイーズイン
Shift + F9 (目標のキーフレームを選択した状態で)
※イージーイーズインは、インが最高速度になり、アウトに向かってゆっくりになります。
選択したキーフレームをイージーイーズアウト
Ctrl + Shift + F9 (目標のキーフレームを選択した状態で)
※イージーイーズアウトは、イージーイーズインの逆でインが遅くなります。
選択したレイヤーのインポイント・アウトポイントを現在の時間に移動
インポイントを移動 : [ (左角括弧)
アウトポイントを移動 : ] (右角括弧)
※マウスドラッグで移動するよりも、スピード・精度が格段に上がります。
選択したレイヤーのインポイント・アウトポイントを現在の時間にトリム
インポイントをトリム : Alt + [ (左角括弧)
アウトポイントをトリム : Alt + ] (右角括弧)
選択したレイヤーを分割
Ctrl + Shift + D
※何もレイヤーを選択していない場合は、すべてのレイヤーが分割されます。
特に便利なショートカットキー
- キーフレームが設定されているプロパティのみ表示 「 U 」
- 選択したキーフレームをイージーイーズ 「 F9 」
上記の2つのショートカットキーは、通常のマウス操作で実行しようすると結構面倒なので、これだけでも覚えて帰って頂ければ、だいぶ効率的に作業できるのではないでしょうか。